介護労働者の賃金 報酬改定後4.1%アップ New!!
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初のプラス改定となった昨年の介護報酬改定によって、介護従事者の賃金がどれくらい改善されたのか――。厚生労働省が1月25日に公表した調査結果(速報値)によると、昨年9月時点での介護従事者の給与額は平均23万1366円と、一昨年同月に比べ9058円(4.1%)増加していることが分かった。
調査は昨年10月1日に①特養②老健③療養病床④訪問介護⑤通所介護⑥グループホーム⑦居宅介護支援――の7サービスを対象に行い、暫定で5034事業所4万2311人分のデータを集計した。
給与額の比較については、08年と09年の両年ともに在籍している従事者を対象に基本給、手当、ボーナスの1カ月分を合計したものを比較。報酬改定の結果による影響を見極めるため、調査比較する月は処遇改善交付金が支給される直前の9月とされた。
その結果、平均給与額は08年の22万2308円から09年は23万1366円に9058円増加した。ただし、今回の集計はあくまで一次集計という位置づけで、日給制や時給制の介護従事者も合わせて集計されている。
増加額の多かったサービスは、特養の1万2052円増(09年平均賃金28万1800円)、老健1万1629円増(29万6043円)、居宅介護支援9739円増(30万6616円)の順となった。反対に増加額が低かったのは訪問介護5868円増(13万9473円)、療養病床6136円増(30万4505円)などで、サービスによって増加額に2倍の開きが出た。
職種別では、生活相談員・支援相談員が1万2291円増(29万6349円)、介護支援専門員が9852円増(31万5006円)、介護職員が8919円増(19万9854円)、看護職員が8393円増(30万6511円)などとなった。
給与の引き上げ状況については、「定期昇給を実施」した施設・事業所が43.7%。「介護報酬改定を踏まえて引き上げ」と答えたのは23.4%だった。一方で「給与の引き上げを行っておらず、今後も予定がない」と答えた施設・事業所も13.1%あった。
給与面以外の処遇改善では、3割強の事業者で「職員の増員による業務負担の軽減」「昇給または昇進・昇格要件の明確化」「賃金体系等の人事制度の整備」などの取り組みが新たに実施されたり、今後取り組まれる考えがあることも分かった。
厚労省は今後、地域や規模、勤務形態別など、より詳細な分析を行うとしている。
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情報提供:平成22年2月10日発行 シルバー産業新聞